江本響 2021年度卒業 千葉大学 法政経学部


出身高校:春日部東高校
 

パラリアを知る前の状況・悩み

パラリアに入る前は、勉強をずっと放置していました。そもそも高2の途中まで進路や勉強などは考えたことがありませんでした。
 
正直、学校はあまり好きではありませんでしたが、学校の学習カリキュラムに沿っていれば、最低限の大学には合格できると、受験を少し甘くみていたこともあり、受験に対して危機感がありませんでした。
 
 
 
高2のはじめあたりから、学校で受験に関する話が出るようになったので、映像系の学習アプリをはじめてみましたが、全く続きませんでした。追加課金して、大学生から学習スケジュールのアドバイスをもらうサービスもやってみましたが、メールだけでのやりとりで、顔も見たことがなく声も聴いたことがないアドバイザーということもあり、それも全く続きませんでした。
 
 
そうした状況を心配してくれた母が、高2の夏に、パラリアを提案してくれました。
 
兄が昔、集団授業の塾に通っていましたが、あまり結果が良くなかったので、両親も自分も、あまり授業自体が好きではありませんでした。
 
春日部で個別指導してくれるところがないかを探し、母が検索でパラリアを見つけました。
 
 

パラリアを知ったキッカケ&入会の決め手

 
パラリアを見つけた時、他の塾と明らかに違う印象を受けたので、とても興味を持ちました。
 
 
元々自分の中で、塾は大手でないといけない等という考えはありませんでした。
 
中学の時に行っていた少人数の塾の経験が良かったのと、高校の授業にはあまりついていけていない自覚があったので、少人数でペースを合わせてくれるところが良いと考えていました。
 
 
当時は、そもそも塾に入るのは面倒だと感じていました。高校に入ってからは勉強も嫌いで、続いた試しがありませんでした。
家から近いのがいいなとは思っていましたが、学校のカリキュラムも信じていたので、「学校を併用すればいい」くらいの気持ちでいました。
 
 
webサイトを見た時にまずとても気になったのが、自分と同じ春日部東高校から明治大学に進学している卒業生がスタッフをされていることでした。
 
また、内装もとても気に入りました。塾というと普通は閉じこもっていてあまりキレイなイメージを持っていなかったので、ビックリしました。特に開放感がすごく良いと感じました。
 
 
直接話を聴いて実際に体験してみて、かなり細かく計画を練るなと感じました。ここまで細かく考えるものなのかと衝撃でした。
入会する前は、「勉強に計画は必要ない」とすら考えていました。学校や塾が立てた計画通りに進めるのが当たり前だと思っていました。
 
実際に、自分で最初から計画を考えて、自分でつくった計画がこんなにもやる気を高めてくれるものだと身を持って体感しました。
 
自分は1日2時間勉強が続くだけですごいと思っていたので、自分で計画を練るだけでこれだけ勉強が継続できるようになるということが自分でも驚きでした。
 
計画と環境がすごく大事だということがよくわかりました。
 
学校でも計画は立てさせられましたが、計画の立て方までは教えてくれませんでした。
 
これなら勉強も続くし、良いのではないかと思い、入会を決めました。

 
 
 

パラリアでの印象に残っている出来事

主に3つあります。
 
 
まず、自由な使い方をしている生徒がいたのが印象的でした。
 
特に体験中に寝ている生徒を見た時は衝撃でした。
 
 
2つ目は、浪人生のリアルを見ることができたことです。
 
自分が入った時期は浪人生が多かったのもありましたが、元々自分の高校では浪人する人は少なかったので、浪人生はそもそもあまり人数がいないと思っていました。
 
大手の塾に行くと、普通は浪人生と関わることがないので、良い経験だったと思っています。
 
 
3つ目は、パラリアトークです。大学生や社会人をゲストにお招きし、お話を聴く会です。
 
 
最初にお話を聴いたのは、ハンガリー医科大学に通っている日本人の方でした。
 
一般的ではない、少し変わっている方の話が聞けて、単純に面白かったです。
 
 
 

パラリアに入ってから自分がどう変わったと思いますか?

話し方や、話す時の言葉の選び方がすごく変わりました。
 
 
単純にボキャブラリーが増えたこともありますが、話す時に、どんな言葉を使おうかと日常的に考えるようになりました。
 
と同時に、話している相手がどれくらい自分のことをわかってくれているかも、考えるようになりました。
 
これはパラリアでスタッフの方と話す中で、自然に身についていったことなのではないかと思っています。
 
 
また、大学や将来のことを良く考えるようになりました。
 
元々は、「とりあえず大学に入る。その先のことは考えない」という気持ちが強かったですが、大学に入ってからの行動をすごく考えるようになりました。
 
 
自分の周りの友達は、大学に入ってからのことは考えていない人が殆どだったので、この感覚はパラリアにいたからこそ身についたのだと思います。
 
 
大学受験のことだけを考えたら、パラリアでやっているような、「勉強方法も自分で考えること」は不要かもしれません。しかし、「生きていくこと」を考えたら、パラリアで学んだ思考方法は必須なのではないかと思っています。
 
勉強以外にも役立ちそうな考え方を身につけられる場所はなかなかないと思います。
 
 
進路についても、パラリアでは真剣に考えます。
 
「大学に入ったら何がしたいのか」という問いは、高校等では本気で聞かれたりしません。
 
パラリアに入ってから、「自分が大学に入ったら何をしたいのか」と本気で考えるようになりました。
 
 
進路を考えるにあたって、これまで逃げてきたことに目を向けなければいけません。
 
自分は剣道をずっと続けてきましたが、本当は音楽がやりたかったです。
 
受験だけで考えると、「進路を決める必要があるのか」と思ってしまいますが、本当はそうではなく、進路があるから受験をするのだと今では思います。
 
 
これまで目を背けてきたこと、見ないようにしていたことを半ば強制的に見つめ直さないといけないのが、パラリアのいいところだと思います。
 
パラリア生の中には、明確にやりたいことをやっている人もいるので、自分も「やりたいことが言えるように」と、どんどん考えるようになっていきました。
 
 
学力や偏差値以外の面での考え方の変化は、パラリアトークや、パラリアのスタッフとの会話があったからだと思います。
 
一度話を聴いたからとかではなく、日々何度も話をして、ようやく身につく思考習慣なのではないかと思います。
 
 
 

大学入学後にがんばってみたいこと

中学高校で、いろんな理由をつけてやれていなかった音楽活動をやりたいと思っています。
 
 
音楽に関わるものは少し広く色々やってみて、そこから自分が取り組めそうなものを決めていけたらなと思っています。
 
無知は非効率なのがよく分かったので、自分を売り出すための本とか、そういったことも学んでいきたいです。
 
 
また、大学の教授とも話ができるようになりたいです。学問としてもマーケティングのことを知りたいし、実践的なこととしても経験してみたいです。
 
どのように考えて、どのように行動すれば人に知られるようになるのかを追求していきたいです。
 
 
 

1年間振り返りブログを書いてみて

途中から習慣化したので、あまり苦には感じていませんでした。
 
自分を知るための時間をとることは、パラリアではよくあることですが、勉強面でもそれ以外の面でも、毎日自分と対話する時間が取れる良い機会になっていました。
 
浪人中に自分と対話する機会を得られたことは、本当に良かったと思っています。
 
また、浪人中は外の人と話す機会が極端に減るので、自分の言いたいことが増えました。
単純に伝える相手が減るので、ただ「書きたい」という思考になりました。
 
 
その点では、自分の書きたいことが書けるブログは、性格的にも自分に向いているなと思いましたし、ストレス解消にもつながっていました。 

最後に

自分のように、将来のことを何も考えていない方が来たら、人によっては考え方が変わる気がしますし、少し変わった思想の方でもパラリアは受け入れてくれると思うので、
 
そういう方はさらに個性を伸ばせる場だと思います。
 
 
異文化コミュニケーションというか、パラリアはグローバル化のミニチュア版というイメージなので、どんな人が来てもパラリアは良い環境だと思います。
 
 
強いて言えば、「大学受験さえなんとかなれば、その先のことはどうでもいい」という超短期的な人にはおすすめしませんが、
 
大学受験のその先のことまで考えたい方には、どんな方でもおすすめできます。