模試の結果を見た親が子供に声をかけるなら #11

代表浅見がstand.fmで音声配信を行っています

このチャンネルでは
パラリアを経営しながら、大学院で自習の研究も行っている代表の浅見が

大学受験を控えた高校生・浪人生と
そのお母様お父様に向けて

受験に関する情報をお伝えしていきます

模試の度に険悪ムードにならない話題をお伝えします

お子様の模試の結果を見て、あまり芳しくないことがわかった時
お子様にどんなお声がけをしますか?

もちろんご家庭によって親子関係は多様なので
唯一の正解はありません

ですが
ほとんどの場合で適切ではない声がけは一部存在します

今回はそれをご紹介すると共に
険悪ムードになるリスクがかなり低い話題もお伝えします

普段の努力不足をたしなめるのはNG

まず、ほとんどの場合で適切ではない声がけは
「もっと頑張れ」とか「これじゃどこも受からない」とか
たしなめてしまうパターンですね

もちろんこの裏に隠されている気持ちとしては
「普段からあまり勉強していなかったから、こんな結果になったんだ」
ということを伝えたい気持ちもあるかもしれません

家でスマホばかり見てたからだろうと
本当はもっと直球で言いたいところを抑えた結果
こういった言い方になってしまったりもすると思います

実際これはご指摘としては正しい場合が多いです

家でゴロゴロしているところばかり見ているお母様お父様が
芳しくない模試の結果を持ってきたら
「努力不足」と感じるのは当然です

しかし、そういった意図はお子様には伝わりません
お子様自身も、努力不足であることは当然わかっています

結果だけを見て叱られてしまうと

「大変さを何もわかっていない」
「今は苦手科目に力を入れていて、そもそも模試の対策はしていなかった」等

自分の事情を詳しく知らないのに
結果だけを見て叱っているのだと見透かされてしまいます

そのため、ここで叱ってしまうことは、子供のためというよりは
お母様お父様がその場でストレスを解消したいから
ということにもなり得ます

模試の難しさや勉強の大変さを理解する姿勢を示す

これとは逆に、良い声がけもあります
それは
受験勉強の大変さ・模試の難しさを
理解してあげようとすることです


「この模試はどれだけ難しかったのか」
「今回の模試に向けて頑張っていた科目はあるか」等

現在直面している模試の結果が芳しくないという話題から
受験全体の大変さについてお話を聞くことが有効です

こうすることで
お子様が受験勉強の大変さや不便さを話す機会が生まれ

次の模試の後に少し憎まれ口を言われても
「お母さんお父さんは自分のことを理解してくれている」
という気持ちになり
反発しにくくなります

反応しないという選択肢もあり

こうした質問ができない場合
模試の結果に対して何の返事もしない
というのも無難に有効です

受験の大変さをお子様からお母様お父様に伝える以前の関係では
なかなか理解し合うのは難しいです

その場合は、全く干渉しないスタンスを取って
模試の結果について良いとも悪いとも反応をしないということになります

この完全スルーは、冷たく感じられるのではと心配になるかもしれませんが

お子様からすると
受験勉強の大変さをまだ伝えていないお母様お父様の場合

その過程を考慮した発言でないと
基本的にはまともに話を聴こうとしてくれません


むしろ何をお話をしても
受験の大変さ知らないからなーと感じられてしまい
反発する気持ちが出てきやすいです

そのため
「全く反応しない」という選択肢はそこそこ有効です

お子様の苦労を理解し
理解していることがお子様に伝わっている状態が理想です


そういった関係ではない場合は
模試の大変さを聴いてあれるような声がけをしてみると良いかなと思います

====まとめ====

模試の結果を見た親が子供に声をかけるなら

模試の大変さについて聴いてあげることがオススメ

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よかったらそちらも観ていただけたら嬉しいです