暗記が楽になる2つのコツ #29

代表浅見がstand.fmで音声配信を行っています

このチャンネルでは
パラリアを経営しながら、大学院で自習の研究も行っている代表の浅見が

大学受験を控えた高校生・浪人生と
そのお母様お父様に向けて

受験に関する情報をお伝えしていきます

付け焼き刃な暗記では対応できない大学受験

毎週火曜日は、主に高校生向けに
ダイレクトに役立つ勉強方法のtipsをお話しようと思っています

先週は
暗記する際に五感の使えるものはすべてフル活用することについて
お伝えいたしました

今回は、記憶の種類から逆算して
暗記方法を工夫するポイントについてお伝えします

まず、大学受験においては
付け焼き刃な暗記では対応できない程
多くの知識を総動員して戦うことになります


そのため
普段勉強しているものを
長期記憶に定着させなければいけません

そう簡単に忘れない状態に
なっていないといけないということですね

暗記において関連付けは必須

まず基本となる一つのコツは
今すでに持っている知識に関連付ける必要がある
ということです

知識は難しくなればなるほど
前提知識が必要になります

サッカーを一回も見たことない人に
オフサイドのルールとかを教えるのは
とっても難しいですよね

今自分が持っている知識の組み合わせで
理解できるものしか理解できませんし
当然暗記することもできません

そのため
新しい英単語や社会の用語
数学の公式などを覚える時は

これまでやってきたものと関連づけながら
覚えることが重要です


超基本的なことなのですが
ひたすら字面だけ見て暗記する高校生が本当に多いので
ぜひ関連づけるという意識を持って
勉強してみてください

その知識、どこで最初に見て知ったか覚えていますか?

そして
長期記憶に定着する知識には色々と種類があるのですが
その中でもう一つの重要なコツがあります

それは
その知識を初めて見た時のことを覚えているか
ということです

高校生が受験勉強するとなると
参考書や問題集を使って色々と読んで
理解したり覚えたりすると思いますが

どの知識をいつどこで初めて知ったか
覚えているものはありますか?

だいたいの知識は
どこで初めて知ったか覚えていないかと思います

もちろんそういった知識も
何度も繰り返し復習することによって
長期記憶に定着させることができます

先ほどの関連付けをすればより早く覚えることができます

一方、その知識を初めて知った時のことを
覚えている知識については

くり返し覚えなくても一発で
長期記憶に定着したものになります


繰り返さずにいきなり
長期記憶に入ってくれるので
楽ですよね

これは、繰り返して覚える知識とは
別のものとして扱われています

このように一発で
長期記憶に定着するには条件がありまして
それは感情が伴っているかどうかです

知った時にビックリした、感心した
悔しかった、嬉しかった、などなど

その知識を初めて知った時に感情が伴ったものは
繰り返さずに一発で長期記憶に定着しやすいです

勉強中にそんないちいち感情が動いていたとしたら
よほどの天才か
情緒不安定すぎて心配になってしまいますね

ですが、これは関連付けとセットで考えることで
より効率がよくなっていきます

関連付けを意識しながら勉強していると
「これ、前にもやったな」と思うタイミングがあります

繰り返して覚える方法だと
長期記憶に入るまでに時間がかかるのですが

関連付けをやっていることによって
「前にもやったな」という気付きと共に
その気付いた記憶そのものが長期記憶に定着したりします


先週のコンセプトにも戻って来るのですが
一つの方法ではなく
あの手この手で覚えようとすることで

繰り返しが成就して覚えるか
「前にもやったな」という気付きと共に覚えるか

より覚えやすい方で暗記していくことができます

仕組みをお伝えすると複雑なのですが
まとめてしまいますと

これまでやってきたことと
関連付けながら繰り返し
以前勉強したことと繋がったら暗記完了


となります

関連付けと気づきの2点が暗記のコツです

ちなみに
本日は専門用語を使わずに説明してみたのですが

もちろんそれぞれに専門用語がついているので
もし検索してより深く調べたい、という方は

エピソード記憶
意味記憶


というキーワードで調べてみてください

====まとめ====

暗記の時に役立つ2つのコツ
①今すでに持っている知識に関連付けること
②以前学んだ時のことを思い出すこと

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実際の生徒指導の様子は、インスタライブで発信しておりますので
よかったらそちらも観ていただけたら嬉しいです