代表浅見がstand.fmで音声配信を行っています
このチャンネルでは
パラリアを経営しながら、大学院で自習の研究も行っている代表の浅見が
大学受験を控えた高校生・浪人生と
そのお母様お父様に向けて
受験に関する情報をお伝えしていきます
なぜ勉強しなければいけないのか
なんで勉強しなきゃいけないんだろう
という問いは
高校生で受験を頑張っていると
何度か、いや何十回か
考えることがあるかもしれません
勉強そのものが好きな方、嫌いじゃない方は
それだけで受験に超向いているのですが
頑張って勉強している方は
遊びたい、ゆっくりしたい
ダラダラしたい気持ちをこらえながら
勉強しているかもしれません
この
「なんで勉強しなきゃいけないんだろう」
という素朴な疑問に
最終的には自分なりの答えを持っていないと
なかなか勉強は頑張れないんですよね
答えはたくさんあると思うので
正解はないのですが
私が思っていることを一つの例としてお伝えしようかなと思います
勉強不足だと「知らないこと」すら知らない
勉強は
自分が知っていることを
組み合わせてわかることしか
理解できません
今自分が知っていること
その近くに
自分が知らないとわかっていることがあって
そのさらに先に
自分が「知らないこと」すら
知らないことがあります
この「自分が知らないことすら知らない」というのが
なかなかイメージしにくいかもしれませんね
大学受験でいうと
数学が一番わかりやすいパターンなのですが
うまくお伝えできるかわかりませんが
一旦お話してみますね
知らずのうちに大学の内容を解かされている
大学受験の数学は
高校の数学の教科書に載っている範囲からしか
出題してはいけないというルールがあります
ですが
あまりに見え見えの問題だと
簡単過ぎてしまうため
難関大はあの手この手で
難しくしてきます
その中の一つに
大学に行かないと習わない定理や公式のことを
その名前を出さずに出題してくることがよくあります
代表的なものですと
主に理系しかやらない数学Ⅲの範囲ですが
ε-δ論法とか、マクローリン展開とかですね
これらの定理や公式は
高校の教科書には載っておらず
当然大学受験では
公式として使うことはできません
しかし
これらの定理や公式を証明に関わる計算は
高校までの数学で対応することができます
そのため
実は大学で定理として学ぶものの証明を
入試問題として解かされたりしているわけです
これはまさに
そんな定理や公式が存在することすら知らない状態
つまり「自分が知らないことすら知らない」ものです
知識を円で考える
また
よく例えられるのは円ですね
円の面積が自分が知っていること
円のすぐ外側が自分が知らないとわかっていること
さらにその先の境目もわからない領域が
自分が知らないとすら知らないことです
円で考えますと
自分の知っていることが増えれば増えるだけ
円のすぐ外側
つまり自分が知らないとわかっているものが
増えてきます
だからこそ
勉強して新しいことを知れば知るほど
知らないとわかるものが増えていきます
これが将来の可能性の話に繋がってくるわけですね
自分にピッタリの仕事
やってて楽しいし得意だし
周りの人もすごく喜んでくれる
そんなお仕事が見つかる可能性は
誰にでもあるかと思いますが
知らないことを知っている状態にさえなっていれば
興味関心を持つことで知ることができます
しかし
知らないことすら知らない仕事には
どう頑張ってもめぐり逢うことはありません
どこまでいっても無限なので
すべてを知ることはできませんが
少しでも知っているものを増やすことで
知らないことは知っている
つまりその気になれば知ることができる事柄が増えて
自分が望む情報を手に入れることができるようになります
それと同時に
勉強すればするほど
自分がいかに何も知らないかがわかるので
謙虚になります
だからこそ
勉強は意味がある
という考え方なのですが
いかがでしょうか?
たった一人にでも刺さって
これまで以上にちょっと前向きに
勉強しようと思ってもらえたら
今日私が話した意味がありますね
また、パラリアには置いてあるのですが
千葉雅也先生の「勉強の哲学」という本が
勉強について考えるには
ちょうどいい難易度かなと思っています
勉強は自己破壊である
という主張から始まる
哲学ですけどかなりやさしく書かれているものなので
なぜ勉強するのか?という問いを
もっと考えたいと思った方は
私とお話するか
千葉先生の「勉強の哲学」も
読んでみるといいかもしれません
====まとめ====
勉強すればするほど
知らないとわかるものが
増えていく
==========
実際の生徒指導の様子は、インスタライブで発信しておりますので
よかったらそちらも観ていただけたら嬉しいです
過去のライブを再編集したものです