代表浅見がstand.fmで音声配信を行っています
このチャンネルでは
パラリアを経営しながら、大学院で自習の研究も行っている代表の浅見が
大学受験を控えた高校生・浪人生と
そのお母様お父様に向けて
受験に関する情報をお伝えしていきます
問題集と過去問には明確な使い分けがあります
ちょうど先日
生徒からもらった質問をこちらでも話そうかなと思います
高3の今の時期は
順調な方であれば志望大学の過去問に入っているかなと思います
あまり解説されていない話しですが
問題集と過去問は明確に使い分けがあります
問題集を使うタイミング2つ
問題集を使うタイミングは
学力レベルを1つ上に上げたい時
課題が明確な時
このどちらかのタイミングです
以前、参考書・問題集の選び方のところでも
お伝えしましたが
まともな問題集なら制作者の意図があります
問題集を使えば
一つ上の学力レベルの問題に
チャレンジすることができます
問題に対して学力レベルが足りていない学生を想定した
解説をしてくれているからです
また
明確に弱点となる分野があって
その弱点を補う際にも
問題集は役立ちます
出来ない問題ができるようになるので
ハッキリと点数が上がります
ちなみに
参考書という呼び方と問題集という呼び方
明確な定義はないかと思いますが
イメージとしては
参考書は問題と関係なく
授業のような解説がついているもの
問題集はそういった総論がなく
問題と答えのセットがひたすら収録されているもの
というイメージで十分です
もちろん
授業のような解説と確認問題のバランスは色々あり
ちょうど中間のようなものもありますが
授業のような総論の解説がある程度充実していれば
参考書と言ってしまって問題ないかと思います
なお、参考書を選ぶ場合は
その分野について基礎的なところがまだ甘かったり
一から復習する際に使うことが多いです
もちろん全くダメではないのですが
大学受験は最終的に問題が解けないと点数に繋がりませんので
最後は問題を解いて完成させたいところです
過去問を使うタイミング3つ
では過去問はいつ使うかについてですが
そもそも過去問を解くには
その科目の全範囲の勉強が
ある程度完了している必要があります
もちろんある程度で大丈夫です
ここで完璧主義になってしまうと
いつまで経っても過去問に入れませんので
過去問を使うタイミングは
志望大学に届くと想定された問題集を
解き終わった後の力試し
明確な課題が無い時に課題を探すため
その大学の入試の時間感覚に慣れることで
時間配分を決めるため
この3点になります
志望大学に届くことが想定された問題集が解き終わったら
まずは過去問にチャレンジしてみてください
それで満足に点数が取れない場合
やり終わったことになっている参考書の定着が甘いか
そもそもの完了の基準が甘いかもしれません
本来、その問題集を十分に定着させていれば
それなりに過去問でも戦えるはずだからです
そうなっていない場合
取り組み方や基準に問題があります
他のタイミングですと
その科目で明確な弱点がわかっていない時は
変に問題集をやったところで自己満足になってしまいます
もちろん
問題集に取り組めば知識は増えるのですが
失点原因にダイレクトに
作用しているわけではないので
「この問題集で学んだことで、何ができるようになったのか」
がわからなくなってしまい
頑張ったね、だけが残ってしまいます
ダメではないのですが
目標に向かった勉強とは言えません
弱点発見をするためには
志望大学の過去問が最適です
それによってわかる弱点をすべて克服すれば合格なので
ここで注意点ですが
過去問そのものの復習は不要です
学力UPは問題集の方が無難です
過去問は、いわば大学が学生を落とすための試験なので
学習効果が高い問題ではない場合も多く
どれが復習すべきいい問題かは
受験生が自力で判断するのは難しいからです
パラリア生の場合は
私のところに持ってきてくれれば
その場ですぐ判断します
あとはもちろん
その大学の試験そのものに慣れて
時間配分を決めたりする時にも過去問は使います
まとめますと
学力レベルをアップさせる時
課題が明確な時は問題集
課題が明確ではない時は過去問
ということになります
高3の今の時期はいよいよ追い込まれてきて
メンタルが辛くなりがちな時期ですが
問題集と過去問を上手に使い分けて
着実に積み上がる勉強をしていってください
====まとめ====
学力レベルをアップさせる時
課題が明確な時は問題集
課題が明確ではない時は過去問
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実際の生徒指導の様子は、インスタライブで発信しておりますので
よかったらそちらも観ていただけたら嬉しいです
過去のライブを再編集したものです