勉強しているのに偏差値が上がっていなかったらヤバい #40

代表浅見がstand.fmで音声配信を行っています

このチャンネルでは
パラリアを経営しながら、大学院で自習の研究も行っている代表の浅見が

大学受験を控えた高校生・浪人生と
そのお母様お父様に向けて

受験に関する情報をお伝えしていきます


今回は志望大学を決める際に考えることについて
お母様お父様向けにお伝えします

たくさん勉強しているのに偏差値が上がってなかったらおかしい

大学受験は本当に試験範囲が広いので
全く同じ問題が出たりすることはほとんどありません

そのため
丸暗記で対応できるほど甘くはありません


一方で、多くの受験生は
勉強時間だけでいえば
しっかり確保できているパターンも
少なくありません


勉強時間が確保できている
とはどういう状態かというと

丸一日自由に時間が使える日に
一日の半分以上を
勉強に費やせているかどうかが目安です



そもそも勉強しない高校から
大学受験しようという方は
1日2時間勉強するだけでもすごいのですが


学校が勉強を推奨している偏差値55以上の高校の場合
一日の半分以上勉強できているか
勉強するのが当たり前になっているかが
目安になります


もちろん、勉強時間ばかりとって
集中していなかったりしたらダメなのですが

毎日ずっと集中するのは難しいですし
捗る日もあれば捗らない日もあります

まずは
「勉強しようとしているかどうか」
という姿勢が重要かなと個人的には思います




それくらい勉強時間が取れている方で
偏差値が思ったより上がっていない方は

これからお話するポイントをチェックしていただくことで
偏差値が上がるかもしれないので
ぜひ確認してみてください

学力が高ければ偏差値も高い、というわけではない

まず
勉強時間をある程度しっかり取っている場合

どんなに下手な勉強方法でも
学力そのものはほとんどの場合上がっています


新しいことを学んだり
知らない内容を知ったり覚えたりしているので
学力が上がっているのは当然です


どんなに下手な勉強方法だったとしても
やらないよりは確実にやった方がいいのは当然です


学力が上がっている
というのは厳密に言えば
「そのレベルの解説が読めるようになった」
ということです


つまり

難しい内容でも解説されれば
理解できるようになっている
ということです


学力が上がっているのに
なぜ偏差値が上がらないのかというと

試験の場でその学力を発揮できていないからです


学力が上がれば
そのまま偏差値も上がるかというと
そうではありません

上がった学力を
テストでしっかり発揮できる状態に
しなければいけないからです


前置きがちょっと長かったのですが
勉強時間を取っているのに
偏差値が上がっていない方向けのチェックポイントを
3つお伝えしますね

1.勉強ペースが遅すぎる

1つ目ですが
勉強するペースが遅過ぎる場合は
テストで点数が取れません



例えば英単語を1日10個
とかですね

100個やるのに10日もかかります


もちろん人にもよりますが
単語は何度も何度もやらないと覚えないので
1日10個1周とかですとまず間に合いません


パラリアの例ですが
1ヶ月で1500単語10周
という生徒がいました

これくらいの基準が必要です


覚えればいいので
1回を丁寧にやってもいいですが
覚えなければいくら丁寧にやってもダメです


1回で覚えられる人は
そかなりセンスがあるタイプなので
そもそも勉強で悩むタイプではありません


逆に、勉強に自信がなかったり
偏差値が目標より低い方で
1周しかしない計画を立てている場合は
その1周をやっても
望む結果にならないことはあきらかですね


ちなみに私の場合は
数学で同じ問題を8回ずつ解きました


できるようになれば2回とかでもいいのですが
できるようになっていないなら
10回でも足りないということですね

2.勉強が雑で知識が完璧ではない

続いて2つ目ですが
シンプルに定着していない
定着具合が中途半端で失点してしまうパターンですね



定着した、とはどんな状態かというと
全くのノーヒントで全部その内容について
説明できる状態ですね


問題を見てから考えて思い出して解こうとすると
いろんな形で出題されて
対応できないんですよね

で、答えを見て
「あーーこれ知ってたわ」
となるわけです


その感覚は正しいのですが
「知ってたからOK」なのではなく
「知っていたのになぜできなかったのか」と大いに反省するところです

ヒントがないと出てこないような知識は
入試本番では役に立ちません


ノーヒントで完璧に
再現できるくらいの完成度を
ゴールと考えてください

3.時間を計って素早く解く練習をしていない

最後3つ目は
時間を計って素早く解く練習をすることです

勉強をたくさんやって
学力が上がっていれば
時間さえかければ問題自体は
理解できるようになります

ただ
何時間もかけてようやくわかったところで
その努力は素晴らしいのですが
入試という観点ではあまり意味がありません


大学入試は制限時間があるので
制限時間以内に
完璧な正解を書いていかなければいけません


わかるかわからないか
というフェーズに居続けると入試で戦えません


「どれだけ早く正解できるか」
に焦点を当てて
素早く正確に解く練習をしてください


知識が増えるのではなく
すでに知っているものを素早く出す練習なので
精神的にはあまり辛くはありません
面倒なので、面倒さとの戦いになりますね

以上の3点がチェックポイントになります

長時間勉強を頑張ってきたのに
偏差値が上がっていないという状態は
あまり健全ではありません


勉強して学力自体は上がっているのに
偏差値はそのままなんてくやしいと思うんですよね

特に勉強が好きではないのに
我慢して頑張った方であればなおさら


「おかしい!」ともっと怒っていい
ヤバいと思った方がいいことなので

本日のポイントを確認して
ぜひその努力を点数にあらわしてください

====まとめ====

勉強時間を取っているのに
偏差値が上がっていない時の
チェックポイント

1.勉強ペースが遅すぎる
2.ノーヒントで思い出せない
3.時間を計って素早く解く練習をしていない

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実際の生徒指導の様子は、インスタライブで発信しておりますので
よかったらそちらも観ていただけたら嬉しいです

過去のライブを再編集したものです