代表浅見がstand.fmで音声配信を行っています
このチャンネルでは
パラリアを経営しながら、大学院で自習の研究も行っている代表の浅見が
大学受験を控えた高校生・浪人生と
そのお母様お父様に向けて
受験に関する情報をお伝えしていきます
「間違えたところはよく復習しましょう」の中身
高3の今の時期、10月は模試がたくさんあったり
順調に勉強できている方は
志望大学の過去問に入ったりしているかと思います
この時、模試や過去問の丸付けをすると思いますが
ミスした問題について
とことん分析することがとっても重要です
学校では
「間違えたところはよく復習しましょう」
と言われます
私に言わせれば
こんな一言で済ませてはいけない程重要なので
この学校でよく言われる
「間違えたところはよく復習しましょう」
の中身についてお話します
失点が多すぎる場合は手が届く問題だけに絞る
まず、特に模試でよくあることなのですが
模試が難しくてほとんど点数が取れない方
そもそも模試は
未来の東大生が受けても
満点はやや取りにくいように作られているので
志望大学の偏差値がそこまで高くない場合は
過去問より難しいと感じるかと思います
そこまで難しいレベルまで対策しておらず
失点する問題も多いかと思います
間違えが多い方は
全部を復習する必要はありません
それだけで1ヶ月とか
復習にかかってしまったりするので
復習する問題を選ぶ必要があります
本当は近くにいる先生に
どの問題を復習すべきか
取捨選択してもらうのがベストですが
もし自分で復習する問題を決める場合は
模試の回答で
「基礎的な」・「標準的な」
と書いてあるやつを選びましょう
難易度が自分と合っていない問題の復習は
意味がないどころか
大変なだけで時間の無駄です
間違えた問題が多すぎる方は
復習する問題を絞って
それだけをまずはできるようにする
これだけでも十分効率がいいです
模試や過去問そのものではなく過去にやった教材の見直し
問題が多すぎる場合は少し減らすとして
具体的な復習方法ですが
まずその模試や過去問の解答解説は
読んでも読まなくてもどっちでもいいです
実際に解いた時に惜しかった
もう少しでわかりそうだった内容なら
解答解説を見ても勉強になりますが
問題を解いた段階で全然わからなかった問題は
解説をじっくり読んで理解する意味はありません
全然わからなかった問題は
今の自分からレベルが高すぎる可能性があります
厳密には
よくわかっている先生の判断の方が信頼できますが
自分ひとりで判断する際は
避けた方がリスクが低いです
ではどこをやり直すのかと言うと
その出来なかった問題と同じテーマ・分野の
これまで自分がやってきた教材に出ているページを
復習しにいきます
模試や過去問で出来なかった問題が
これまでやってきた参考書・問題集に
載っていなかったどうかを確認します
それでもし載っていなかった場合は
その問題は出来なくても仕方ない問題ということになります
解答解説を見て
覚えるべきことがあれば覚えてください
もし参考書・問題集に載っていた場合
その教材の勉強方法に問題があります
載っていたのにできていないので
勉強したことが試験で発揮できていません
なぜやっていた教材に載っていたのにできなかったのか
復習が足りなかったのか
そもそも見ていなかったのか
勉強した時に重要視していなかったのか
この原因を特定し
その教材の勉強方法を改善して
改善した勉強方法で
その教材の該当の分野を復習してください
模試や過去問の問題それ自体を復習するのではなく
これまでやってきた教材を見直して
勉強方法の改善まで落とし込む
これが正しい復習方法です
模試の問題はやり込みOK 過去問のやり込みは要注意
なお、細かいのですが
模試の問題でしたら
その問題それ自体を何度も復習してOKです
模試は
その問題自体が学習効率の高い良い問題なので
安心してやり込んでください
ただ
過去にやってきた教材の勉強方法も
改善してください
過去問は要注意で
過去問の中には
何度解いても学習効率が良くない
あまりいい問題ではないものもたくさん含まれています
その中からいい問題
勉強になる問題だけを集めたものが問題集です
実際の入試は
学力が低い学生を弾き飛ばすための
できない生徒をふるい落とすための問題なので
そういった目的の問題を
復習で何度も解くのはタイムロスになります
模試や過去問をやる度に
自分がどんな問題でどのように間違えたかを見直し
今の勉強方法で対応出来ない問題がないかどうかを
毎回確認してください
この姿勢で何度か模試や過去問に取り組むだけでも
勉強方法はかなり質の高いものになります
ここまで一人でやるのが難しい場合は
周囲の先生を頼ることになりますが
誰でもできるわけではないので
もし信頼できる先生がいれば
その先生を頼ってみてください
ここで勉強方法が改善されれば
あとは勉強時間次第でちゃんと点数が上がっていきます
もちろん実際には
勉強方法の修正まで考えるのは大変ですが
それだけ勉強方法は影響が大きいので
失点原因の分析には全集中してください
====まとめ====
失点原因を徹底的に分析し
勉強方法を改善しよう
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実際の生徒指導の様子は、インスタライブで発信しておりますので
よかったらそちらも観ていただけたら嬉しいです
過去のライブを再編集したものです