代表浅見がstand.fmで音声配信を行っています
このチャンネルでは
パラリアを経営しながら、大学院で自習の研究も行っている代表の浅見が
大学受験を控えた高校生・浪人生と
そのお母様お父様に向けて
受験に関する情報をお伝えしていきます
先生や医者、弁護士等の、明確に大学に行く必要がある職業の場合は
志望大学には迷わないかと思います
一方で、少なくともそれ以外の仕事がいいと考えている高校生は
仕事から逆算して大学を決めるのは難しくなってきています
このように考える際のポイントは3つあります
①高校生段階で、どんな仕事があるかを把握するのは限界がある
今から10年前ほど、私が大学生だった頃は
まだ大学選びは仕事から逆算して選ぶことができていたと思います
一方、時代の流れがどんどん早くなっていますので
これから新たに出てくる仕事もたくさんあります
また、高校生段階で見聞きして知っている知識には限界があるので
理解するのが難しい仕事もたくさんあります
特に顕著なのはtoB系の仕事で
企業のための仕事となると、高校生ではなかなかイメージしにくいかと思います
そして大学生になって就活の後
新卒でtoB系の企業に入社する人はもちろんたくさんいます
さらに、生成AIに代表される新しい技術によって
求められるスキルもどんどん変わっていきます
それらの変化を見越して大学を選択することはほとんど不可能だと考えます
②仕事選びは大学ではなく、大学生活で決まる
よほどの専門職でない限り
「この仕事に就くためにはこの大学にいなければいけない」
ということは少ないです
数年前の、エンジニアが引っ張りだこだった時代
エンジニアになろうと思って努力すれば
文系からでもエンジニアにまで育ててくれる企業が
何社もありました
大学選びそのものについて、仕事のことは少しは関わりますが
それ以上にその大学の学生の雰囲気が合うかどうか
気兼ねなく自分を出せる場所かどうかの方が重要と考えます
③自分にはどんな仕事が向いているのかを決めるのにも経験が必要
高校生の時点で興味が持てる職業が見つかったとして
それに向かって進んでいけるとわかった大学も見つかったとしたら
その大学を第一志望にしてもいいと思いますが
入ってから「こんなつもりじゃなかった」とわかることも多々あります
心理学科とか経済学科とかは割と多い話です
講義でも結構数学を使ったりしますし
特に大学1年生のうちは、かなり基礎的なところからやるので
それもあって余計つまらなく感じてしまう可能性があります
大学生は、授業がつまらなかったからもう終わりというわけではなく
何を考えて日々過ごすかによって
生活が大きく変えることができます
興味が持てる仕事を知ることができるか
知った時に、お試しで体験できるならどんな方法でもいいのでお試しできるか
お試しできなくても
実際に興味を持った仕事をしている人の話が聞けるか
こうした動き方のほうが
自分に合った仕事に出会える可能性が高いかと思います
特に専門性が高い職業でなければ
最終的にはどの大学にいったとしても
時間の使い方次第でかなり融通をきかせることができます
仕事から逆算して大学を選ぶことは実際にはかなり難しいですが
可能な範囲で考えて
最終的には気持ちで選んでしまうしかない
というのが私の考えです
今回は、仕事から逆算という視点でお話いたしましたが
ではその上で大学を選ぶ際にどこを重視すればいいか
については、また別の回でお話できたらなと考えています
====まとめ====
仕事から逆算して大学を決める難しさ
①高校生段階で、どんな仕事があるかを把握するのは限界がある
②仕事選びは大学ではなく、大学生活で決まる
③自分にはどんな仕事が向いているのかを決めるのにも経験が必要
===========
実際の生徒指導の様子は、インスタライブで発信しておりますので
よかったらそちらも観ていただけたら嬉しいです