自習の質を決める最も重要なたった1つのこと #8

代表浅見がstand.fmで音声配信を行っています

このチャンネルでは
パラリアを経営しながら、大学院で自習の研究も行っている代表の浅見が

大学受験を控えた高校生・浪人生と
そのお母様お父様に向けて

受験に関する情報をお伝えしていきます

私は仕事柄、多くの高校生の自習のやり方を聞く機会があります
偏差値の高い高校、そこまで高くない高校、学校内の順位が高い人から高くない人まで
多くのパターンを見てきました

その中で、偏差値が高い高校と高くない高校との違いが色々見えてくるわけですが
その中で、自習の質に直結するポイントがありますので、それをご紹介します

違いはズバリ勉強そのものの「基準」

これまでどのように勉強してきたのか
いい点数を取ろうとろうと考えた時は何を意識して勉強してきたのか

これらについて深堀りすれば
勉強に対する基準と学力レベルがほとんどわかってしまいます

もちろん、元々持っている地頭がいいというパターンもあります
地頭がいい場合、勉強に対する基準は低いまま
偏差値は高い状態ということがありえます

ですが、地頭が特別良いわけではない場合
勉強そのものに対する基準がそのまま偏差値に反映されます

「当たり前」の違い

例えば英単語を1日に何個覚えるかを一緒に考えた際
「1日10個ずつ」と答えるのがだいたい中の上
偏差値でいうと60前後の高校の学生です

一方、偏差値65前後の高校の学生に聞くと
ある一定のラインからは「1日に50個ずつ」と答えが返ってきます

なぜこのような違いが生まれるかというと
これは学力の差ではなく、それぞれにとっての「当たり前」が違うからです

さらに、1日10個の学生は、1回ずつしか単語を覚えません
それが当たり前の基準です

一方で、1日50個の学生は、最初から2~3回ずつ繰り返すつもりでいます
それが当たり前の基準です

こうした勉強そのものに対する基準は
本人も自覚しきれていない場合が多いので
基本的には直接質問しても答えてもらえません
自覚していないので

また
この基準の違いについての話を聴いただけでは
自分の基準を変えることはなかなか難しいです


無意識に考えている部分も多く
さらに新しい基準が当たり前になるレベルまで
継続的に実行し続ける必要があるからです

では、この無意識な部分が多い
勉強に対する「基準」がどこで形成されるのかといいますと
それは学校での日々の生活です

普段仲良くする友達に成績が良い人が多いと
友達につられて違和感なく高い基準で勉強することになります

逆に普段仲良くする友達があまり勉強のことを考えていない場合

受験に対するモチベーションや、勉強方法についても
「まあこれでいいか」と高くない基準を
当たり前にしていってしまいます

「仲の良い5人の友達の平均になっていく」という
有名なジムローンの名言の通りになります

勉強を頑張るか頑張らないかは本人の自由ですが
どちらにせよ勉強しなければいけない環境だとしたら

無意識に、つまりそれほど大変と思わずに
基準が高い状態で勉強した方がもちろんお得です

そういった環境は
各ご家庭や高校生本人が選び取ることができます

高校選び、部活選びはもちろん
あとは、理想を叶えられそうな塾に入ることも
環境を変える際に有効です

もし
もっと上手に「勉強したい」と思った時は
「どうやって当たり前の基準を高めるか」という問いを中心に
考えてみてください。

====まとめ====

自習の質を決める最も重要なたった1つのこと
勉強そのものの「基準」

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