パラリア創設秘話Part1 パラリアは全種類の塾のいいとこ取り!?

普段はあまり言いませんが代表の浅見は、大学受験に関するバイトをほぼ全種類経験しています。パラリアの仕組みは、その経験からできたと言っても過言ではありません。そこで今回は、浅見が経験したバイトの種類毎に良い点と悪い点を挙げてもらい、それがどうパラリアで活きているのか解説してもらいます。

「一人の生徒に対しては最善なカリキュラムを組める」家庭教師

ーーでは、まず家庭教師から話を伺っていきたいのですが、家庭教師の良い点はどこだと思いますか?

浅見生徒にカリキュラムを完璧に合わせられるところかな。その生徒にとって最善のスケジュールを組めたり、参考書を使う場合は最も向いているものを使用できるところが良い点。なので、家庭教師を始めた大学2年生の時は「家庭教師が最も高校生の成長をサポートできる」と思っていたよ。

ーー「1番良い」と思わなくなったのには何か理由があるのですか?

浅見:単価が高いから、多くても週に2回しか生徒に会えないことに気づいた。2時間付きっきりで勉強を見るのは、あまり意味がないと思う。というのも、自分で勉強をして、調べたけどわからない問題などを解説するのは充分意味があると思っているのだけど、そうではない状態で2時間付いていても、先生が生徒の答え製造機になるだけで、動画授業を受けているのとほとんど変わらないと思ったんだ。

ーー2時間付いていて、問題を解くことに集中するよりは、その前に自分で問題を解いていて、解説をした方が時間の使い方が効率的ですね。

浅見家庭教師に意味が見出されるのは「自分で解いて、解説も見たけど、それもわからず、調べたのですが、わかりません」という場面だと思っている。だけど、会える時間は週2回でも合計4時間しかないから、生徒に対して働きかけしにくい。LINEなどで質問を受ければいいのだけど、文が長い質問や、聞き方がいまいちわからない質問などもあるから、LINEでも質問はしづらい場合が多かった。

ーー時間が短いから、必然的に一人の生徒に対するコミットメントが少なりますよね…。家庭教師はパラリアのどの部分で活用していますか?

浅見:「個人に対して最善のカリキュラムを組む」というところを活用しているよ。

ーーパラリアでは生徒によって1日の勉強量や、使う教材なども違いますよね。その部分が家庭教師から取り入れた部分なのですね。

「現状の把握はやりやすい」個別指導

ーー次に塾の個別指導の話を伺っていきたいです。家庭教師と非常に似ていると思うのですが、個別指導の良い点はどこだと思いますか?

浅見:まさにその通りで、家庭教師と近いと思う。個別指導の良いところは、1対1で話せるから生徒の悩みなどを聞けることだと思う。だけど、少し家庭教師と違うのは、家庭教師は悩みを最初に聞いたら大体わかるから、その後に聞き直すことはあまりしないんだよね。少なくとも自分は、あまり気にならなかった。だけど、個別指導はずっと1人を持っているわけではないから、生徒一人ひとりの状況を把握しようと思うことが多かった

ーー家庭教師よりも会う人数が多いからですね。

浅見:それに、塾の講師として会っているから家庭教師よりは「現状把握をしないと」という気持ちになりやすい。家庭教師だと家に行くことが当たり前になってしまうから、「毎週、習い事で会う先生」という、近い距離感になってしまうんだよね。

ーー確かに、習い事で会う先生には近況報告はしないですね。個別指導はその距離感よりも若干遠いから「現状把握をしないと」という気持ちになるんですね。一方で悪い点はどこだと思いますか?

浅見「今はこれが問題だから、これを何とかしよう! 」というような対処療法になりやすい、長期的な対策が練られないところだと考えている。

ーー長期的な対策が練られないのはなぜですか?

浅見:講師側からすると、複数人の生徒をもっているから、物凄く真面目に記録をとったりしないと、1人の生徒に対してコミットができない。生徒側からすると「先生が隣にいて教えてくれる」という気持ちで塾に来ている。そのため「前回、先生とこういう話をしたので、これをやってきました」という気持ちの生徒が非常に少ない。

それも講師がコミットして初めて起こることなので、かなり厳しい。短期的な目標を達成することすらも厳しいのに、長期的な目標を達成するとなると、そこからさらに厳しくなる。長期的な目標を達成しやすいのは個別指導よりも家庭教師だと思っているよ。

ーー家庭教師の方が「ひとり」で生徒に付いていますからね。個別指導だと「ひとり」の感覚が抜けると思うのですが、抜けることによって、気持ちの面で変化はありましたか?

浅見:責任感が違ったと思う。家庭教師は「ひとり」の感覚が強いから「この生徒を自分が何とかしないと」と思っていて、責任感があったのだけど、個別指導をやっていた時はその感覚にはならなかったね。面談を塾長がやったり、数学は自分に習うけど、英語は他の人に習ったり…ということがあるから、個別指導で「ひとり」の感覚はなくなりやすい。だから責任感も家庭教師よりは軽かった。

あと自分は、数学の成績を上げるためには、寝る時間、数学を何時にやる、などという生活をコーディネートする必要があると思っている。これは数学に限った話ではないけれど。個別指導の時にそれを言っても「英語の課題があるので…」と言われたりしたことをよく覚えている。教科によって教える人が違うことも個別指導の効果を見えにくくしている点だと思う。

ーー他の人と一緒に生徒をサポートしていたら「ひとり」でサポートしている感覚はなくなりますよね。

「伝えたいことを大人数に話せる」集団授業

ーー次は集団授業の良い点を伺っていきたいです。

浅見:当たり前だけど、話したいことを同時に大人数に伝えるということに関しては圧倒的に早いところだね。家庭教師や個別指導の時に「(伝えるストーリーは違うけど、本質的には)同じ話を何度もしているな」と思ったんだよね。

だけど、集団授業だと1度や2度言えば終わり。生徒が聞いているかはわからないけど、講師側は楽だね。

それと、もう1つ。個別指導の時に話せないことが集団授業で話せたことがあったよ。
個人よりも集団の方が事例に落としやすいというのは経験してみて初めて感じた。個別だと、生徒にあった内容の事例を知っていれば話すけど、知らなければ話せないんだよね。しかし、集団であれば話す内容を決めてから話せて、事例を一般化するだけでいいから楽だった。逆に授業の準備とかが大変だった。

ーー集団授業は講師の負担が家庭教師や個別指導よりも軽かったのですね。個別指導で話せなかったことが集団授業で話せたというのは意外でした。集団授業の悪い点はどこですか?

浅見:少し話せば、手前の生徒はわかっていて、真ん中の生徒は聞いているけどわかっていなくて、後ろの生徒は聞いていないということがすぐにわかることだね。

ーーやっぱりそれってわかるんですね…!それの何が悪いことなのですか?

浅見一人一人に最適な授業ができていないことだね。すごく嫌だったのが、補習でふたりの生徒に授業をしていた時に、その二人の間にギャップがでたことがあった。ひとりはわかっていて、ひとりはわかっていない。その状況になってしまうと、それぞれに最適な授業ができない。どちらかに合わせた授業をすると、どちらかに大きなロスが生まれてしまう。

自分は、最善の勉強法は一人一人違うと思っているし、全体の何割が満足すればいいと思う人でもないから、すごく嫌だったね。
伝わっていないのがわかっているのに、話を進めないといけないから歯痒かったのを今でも覚えている。

ーー家庭教師や個別指導だと、話しながら伝わっているかどうかもわかるし、伝わっていないことがわかれば、伝え方を変えることはできますが、集団授業だと進めるしかないですよね…。

「最初は完璧と思っていた」アドバイザー

ーー次は(映像授業の受付と)映像授業を受けている生徒のスケジュール管理などをするアドバイザーにについて、良い点はどこだと思いますか?

浅見映像を見れば勉強内容が把握できるところかな。映像の先生は喋りが上手だろうし、何度も聞き直せるから、内容を把握することに関しては効率は良いと思う。アドバイザーはスケジュールを組み立てるなどの勉強周りの環境整備をするから、アドバイザーを経験するまでは、映像授業型の塾は完璧だと思っていたんだよね。

ーー「思っていた」ということは完璧ではなかったということですか?

浅見:その「思っていた」になった理由が悪い点なのだけど、どう勉強をしているのかという疑問が思い浮かんだ時に、どうしても教材が映像授業に制限されてしまう点が、思っていた以上にマイナスポイントだった。

塾の方針でも、映像授業を取っている生徒の考えでも「映像で勉強をしないといけない」となってしまうことが多い。なので「この生徒はこういう勉強をしたらいいだろうな」と思った時に、映像が絡まないと良い選択ではなくなってしまった。

他にも、アドバイザーの対応がバラつくところも良くないと思った。毎回、同じ生徒が同じアドバイザーのところに行けばいいのだけど、自分が対応したり、違う日には他の講師が対応したりする。そうなると、自分が出した意見と、他の講師が出した意見が食い違う可能性がある。

それに、自分が働いていたところは情報の共有がされていなかったから、細かい生徒の情報が整理されないまま話が進んでしまう。生徒の環境整備ができるポジションにいたけど、実際にできていたかと聞かれると「できていた」とは答えられないかな。成績が上がっていない時に、深掘って質問ができない場合が多かった。

それに、映像を見ていて、チェックテストは満点にも関わらず、成績が上がっていないことがあった時に、塾の方針として映像授業を否定できないんだよね。その場合は、生徒に映像授業があっていないなどの何かしらの理由があると思うんだけど、そこを追求できなかったのはやりづらかった。

ーー「映像」に縛られて、あまり価値が出せないということですね。他には何かありますか?

浅見映像授業は集団授業以上に勉強を「やった気」にさせると強く思う。映像を見ているけど、全く身になっていない生徒に対してどうアドバイスするかはすごく悩んだ。「映像を見れば勉強をした」という考えになりがちだから、勉強が形式的になるリスクが一番高いのが映像授業だと思う。

ーー映像授業と言っても、結局は集団授業が録画されているものを見ているだけですからね。集団授業で良くある「勉強をやった気になりがち」などの問題点は集団授業と変わらないのは、考えてみれば当たり前のことかもしれないですね。

「生徒に先入観なく対応できる」質問対応

ーー次に質問対応のスタッフについて、お伺いしたいのですが、良い点はどこですか?

浅見良い意味で質問に来た生徒がどういう生徒か考えることなく、答えられることかな。生徒との距離が近すぎてしまうと、ミスの傾向を決めつけることがそれまでにあった。

例えばよくケアレスミスをする生徒がいて、その生徒が質問してきたら「どうせまたケアレスミスなんだろうな…」と思ったこともあった。だけど、質問対応のスタッフは生徒との距離が近くなりにくいので、そういった決めつけが起こらなかった。この感覚は初めての感覚だったよ。

ーー個別指導の「対処療法」みたいな感じですね。

浅見:ただ、個別指導と違うことは、生徒と距離が近くないから、その生徒に関して責任を持たなくていいこと。そう考えると、集団授業も近いと思うよ。

ーー良い意味でも悪い意味でも生徒との距離が遠いんですね。反対に悪い点はどこだと思いますか?

浅見:生徒の先入観なしで伝えることは、逆にいうと、その場でどう伝えるかということを考えないといけないから、この伝え方で正しいのかということを疑問を持ちながら伝えるんだよね。

ーーその生徒がどれくらいのレベルまで理解しているのかもわからないので、そう考えると、かなり大変そうですね…。

浅見:そうだね。短時間で答えないといけないから、生徒にとって最善かといわれるとわからない。

「今に活きている」採点バイト

ーー最後に採点バイトについて伺っていきます。良い点はどこだと思いますか?

浅見採点ができるようになることだね。採点ができるようになると、模試の結果を見て、記述でつまずいていた場合は、答案も見たら、どこでつまずいたか大体わかるんだ。記述の問題で間違える理由は様々だから、考えた方が良いのだけど、なぜ間違っているのかがわからないと、実際にアドバイスはしにくいよね。

採点基準がわかるようになるから点が取れていない理由を探りやすくなった。それに、選択肢を選ぶ問題で間違いの選択肢を選んでいた時に「なぜその選択肢を選んだのか」という発想が出てきやすいのは採点バイトをしていたからだと思う。

ーー採点バイトで浅見さんの答案に対する視野が広がったんですね。

浅見:視野が広がったのはいいのだけど、採点バイトだけをしていても「なぜその選択肢を選んだのか」という経緯がわからないから、ピンポイントでアドバイスはできない。そこが悪い点だね。

以上が、代表の浅見が今まで経験してきたバイト良いところ・悪いところまとめでした。

次回は、このそれぞれの特徴を活かしてどのようにパラリアが創られていったのかを語ってもらいます。

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